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龍窯紹介

蜀山南街
 
 
 
 宜興、紫砂壷ファンなら知らない人がまず居ないと言っていいほど有名な地名です。しかし、宜興市内をいくら歩き回っても紫砂壷の工場など見当たりません。そう、実際、紫砂壷を生産しているのは、宜興駅から車で更に30分ほどかかる「丁蜀鎮」という田舎町です。
  宜興は上海からバスで3時間ほどで行ける所です。南京や杭州からも近い(2時間ほど)ので、紫砂壷に興味あるなら寄ってみる価値があります。ただし、上海のような便利な所ではありませんので、期待し過ぎは禁物です。ホテルもまあまあ綺麗なのが2、3軒あり、日本円も中国銀行などへ行けばすぐに換金してくれますので、特に困る事はありません。
 上写真の左は宜興汽車北站(丁山まで30分弱)で、右は宜興汽車南站(丁山まで20分弱)です。
     
 
 宜興駅(汽車北站)からタクシーで20分強の所に有名な「宜興陶磁博物館」があります。ここで超有名作家の作品、或いはいくらお金を積んでも売って貰えない(明、清の紫砂)作品が展示されています。15元の入場券が必要ですが、紫砂壷の為に宜興を尋ねたならココは外せません。ただ、残念な事に素晴らしい作品のどれも凄いホコリを被っています。毎日とは言わず、せめて3、4か月に1回ぐらい掃除して欲しいなあ。初めて尋ねた人が見てビックリするに違いないと思います。中の職員さんが勤務中なのにトランプなど遊んでいるのを見て、仰天する外国人もいるでしょう。ここは中国だ(笑)。
 *おまけ:1990年03月01日に、陶磁陳列館の中に展示してあった顧景舟、蒋蓉さんの作品74件が盗まれた大事件がありました。もちろん、犯人がすぐに捕まり、盗難された作品も無事保護されました。
 
     
 
 有名だった紫砂工藝一厰と二厰は隣り合っています。あんなに有名だった紫砂工藝厰がここまで落ちたとは誰も想像しなかったでしょう。売店だらけに化けてもう行く価値がないと地元の人に言われましたが、やっぱり一応みて置かないと(笑)。台湾の紫砂壷ブームによって押し上げ、また見放された結果(台湾の紫砂壷ブームが去りました)、「台湾に殺された」とまで言う人もいます(笑)。

 売店では確かに外の市場と違って、安心?して作家物を買う事ができます、しかし、価格ははっきり言って同じ作家の作品なら、老地方茶坊に頼んだ方がずっと安く買えるのではと思ったりします(爆)。2005年現在中国国内でも凄い紫砂壷ブームなので、価格は2008年の北京オリンピックまで上がり続けるのではと言われています。
 
     
 
 もちろん、紫砂壷だけの町ではありません。紫砂壷以上によく見かけるのは写真のような大きいカメや花瓶類が町の至る所に置いてます。以前より良くなったと地元の人が言いましたが、私達から見てまだまだヒドいのは、宜興の空気が非常に悪い事です。
     
 
 丁蜀は江蘇省の最南端に位置し、「丁山」、「蜀山」と「湯渡」の3つから出来た町で、紫砂壷がなければ外国人ところか、おそらく中国人の私達も知らない、尋ねない田舎町です。しかし、紫砂壷のおかげで、欧米各国、日本、香港、マカオ、台湾、シンガポールなどの観光客、商人は勿論、中国政府の要人達もたくさん訪れ、海外にまで名を知られるようになっています。
     
 
 宜興と言えば、すぐに紫砂壷を連想しますが、紫砂のほかに、均陶、青陶、彩 陶と精陶があり、あわせて「五つの金花」と呼ばれています。まちは昔から宜興という名前ではなく、一番最初は「荊渓」で、秦の時代に「陽羨」に改名され、晋の時代に「義興」になり、宋になって更に「宜興」と数度地名が変わって来ました。
     
 
 公園路にある「上海賓館」は外国人(パスポート持参者)も宿泊OKのホテル(左側の写真)です。中国のホテルは一人いくらではなく、一部屋いくらで計算しますので、1泊5,000円の部屋を予約した場合、一人でも二人でも5,000円です。なので、2人以上で中国へ行く場合、非常に安く感じます。ちなみに「上海賓館」の向かい側や右側に数件のレストランがあり、どのお店も非常に美味しい。地元の作家と行けば、4、5人で3千円出せばウマい料理がいっぱい出て来ます。(^^)

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