中国功夫茶
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 中国の茶道具には、茶壷(急須)、茶杯(湯飲み)、茶船・茶池(茶壷や茶杯を置き、湯や残り茶を底に棄てる)、茶海(茶の濃度を統一するためにたてたお茶をいったんためるもの)と茶則(茶葉を缶 から急須に入れるためのもの)などがあります。

 持ってない人も手近なものを代用し、自宅でも気軽に中国茶を楽しむ事が出来ます。急須と湯飲みはなるべく
小さいものを使って下さい。中国茶器がないからと言って諦めてはいけません。日本茶器(急須は150ml以下の陶器が良い)で代用できるものも多いので、ぜひ挑戦して見て下さい。愛知県常滑市の常滑窯で生産された急須は代用品として使えます。
 せっかくのお茶もその入れ方次第でその味が変わって来ます。中国茶をおいしく淹れるポイントは日本茶同様、茶器を事前に温めて置くことと、お茶の種類に応じて適量 の茶葉と蒸らす時間で淹れる事です。さあ、あなたも奥深い中国茶の世界に酔いしれてみませんか。
・・・烏龍茶編・・・
茶池や茶盤に茶壷を置き、茶壷を温めるためのお湯を注ぎます。
お湯の温度は茶葉の種類によって、微妙に違って来ますが、烏龍茶の場合、90度以上が望ましい。
茶壷が温まるのを確認し、そのお湯で茶海、聞香杯、茶杯などを温めます。茶壷を温める時に一緒に茶杯や茶海にお湯を入れても構いません。
茶則などを使って茶葉を茶壷に入れます。茶壷に対して4分の1ぐらいの量 が目安です(好みの問題もありますので、調節は自由です。いろいろやって見て自分に合う濃度を見つけて下さい)。茶壷をならして見て、茶葉が足りないようであれば足して下さい。
茶壷に熱湯が溢れるぐらい注ぎます。通常、1煎目は飲まずにすぐ茶海・茶杯に注ぎ、それらを温めます、残りは茶盤に捨てます。これは「洗茶」や「温潤泡」と言いますが、近年1煎目は捨てないのが主流になりつつです。

温潤泡は丸まった茶葉を開きやすくする為の準備。
1煎目を捨てるのは、昔の製茶過程にゴミや埃がついたりという考えで、中国大陸では1煎目は捨ててますが、台湾では捨てない方が多くなって来ました。
茶壷に2煎目のお湯を注ぎます。蓋をしたら急須にも熱湯をかけます。烏龍茶の香味を引きだすポイント、それはどれだけ熱いお湯の状態を維持して茶杯に注げるかに尽きると言っても過言ではありません。

茶壷の温度を維持する為に、茶壷の外からもお湯をかけます。
茶葉によって熱過ぎるとよくない物もありますが。
2煎目は1分ぐらい蒸らしたら、お茶を茶壷から一気に茶海へ移します。こうするとお茶の濃度が保たれます。茶海がない場合、交互に茶杯に注いでもいいです。

焙煎の強いお茶はやや短く蒸らして下さい。
2煎目以降の蒸らす時間は20秒ずつ長くしていきます。烏龍茶の味が出なくなるまで4〜5煎が愉しめます。
参考データ:
2煎目......55秒
3煎目......55秒
4煎目......66秒
5煎目......86秒
6煎目......126秒
濃さを一定にしたお茶を聞香杯に分けて行きます。

聞香杯がなければ省略可能。そのまま茶杯(飲杯)に分けて飲んで下さい。
聞香杯のお茶を茶杯に移します。お茶は、色、香と味を愉しみながら飲みます。

空になった聞香杯を鼻の先まで持って行き、「嗅ぐ」というイメージで香りをたっぷり体の中に取り込みます。それからお茶を飲みます(或いはお茶を飲みながら香りを愉しみます)。
ふわっと烏龍茶独特のまろやかさが口の中に広がるはずです。


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